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普通酒なんか嫌いだ


良い酒屋が見つかったとして、酒を買いに行くと、 まあ種類はたくさんある。
お酒の分類の中に、普通酒というのがある。 最初に飲んだ日本酒は普通酒だったと思う。
友人に「まずそうにのんでいるなあ」と言われるほど、まずかった。

なんせ酒を覚えようとしていた頃の話である。酒が強いほどカッコイイなどと思っていた頃である。
やせ我慢して飲んでいた。 しかも燗なんて面倒だったから、冷で飲んでいた。
不味い酒でも熱燗にするとマヒするので、大抵少しはマシにはなる。
そんなわけで日本酒が嫌いになったのだった。

その頃の酒は殆どが普通酒だった。
糖類がぶち込まれているから手につくとベタベタするし、二日酔いもひどい。
年配の人がどこかの本か雑誌に書いていたが、「最近の学生の悪酔いの状況をみると、昔はこんなにひどい酔い方をしなかったような気がする」と。



■ 普通酒とは何か
戦争の時に米が不足して、少ない米で沢山の酒が作 れないか、ということで生まれた酒。 瓶に書いてある材料に、醸造用糖類とあればこれである。

米が不足していない今でも、製造コストを安くできるので、盛んに作られている。 米が少ない分、アルコールや水あめ、ブドウ糖などをぶち込んである。 酒 に詳しい人ばかりではないので、今でも売れている。



■ 米だけの酒
日本酒の基本形は純米酒で材料は米、麹と水、精米 割合も規定されている。 ところが米だけの酒、なんて表示されているものもある。 一見すると純米酒に思えるが、どこにも純米酒とは書いていない。 これ は精米があまりされていない米で作られた酒なのである。 

精米していくと米は削られて糠になっていくので、材料費が高くなる。 そこで精米をあまりせずに作って安く上げたのが米だけの酒。 酒に対する理解が少し は一般に広がって来たのを逆手にとって考え出したんじゃないか、という代物。 

だた、法律が改正されて精米歩合が純米酒の基準から外れると、情けない話だが、これも純米酒と表示できる可能性はある。



■ 発泡酒に似てる
発泡酒の方がましだが、同じような事をしている。  ビールのほうが美味いと思うが安いから買っているのである。 糖類を沢山入れてあるので、体に悪いという話も聞いたことがある。 どの程度なのかはデー ターが無いのではっきりいえないけれど、血糖値が高い人は避けた方がいいんだろうな。



■ 法律が良くない
フランスやドイツ等のワインの場合は、品質を守るように法律できちんと規定がある。 
日本はまがい物に有利なような規定になっている、なんて思いたくなるほうな名前になっている。

普通酒、本みりん(みりんの普通酒版)なんてその例。
大メーカーに有利になっているように思うのは気のせいだろうか。




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